昨日、NHKスペシャル「あなたの知らない東京湾」を見た。スズキの漁獲高が全国での三割以上を占めると言うことであった。驚きである。東京湾は死の海だと私は思っていたが、実際にはとても綺麗になってきているらしい。以前にも何かの番組で見たのだが砂を取った穴を埋める事業を行っているらしい。また、アマモを植えたり漁礁をつくたり色々の努力がなされているようである。一旦死んだ海が蘇りつつあるのだ。
昨年我が家の近くの伊勢湾でもアサリを取った話をブログに書いたが、確かに一時の海ではなくなって来ている。私が子供のころの海岸では地引網をしていた。網を引くのを手伝って魚をもらった思い出がある。息子を海水浴に連れて行ったころには、汚くて泳げなかった思い出がある。それからニ十数年たって、昨年四歳の孫をつれいったらアサリが取れた。少しずつ昔の海にもどりつつあるようだ。
自然の復元力はすごいものだと思う。一旦絶滅をしてしまうとこれはどうしようもないが、すこしでも生きる力が残っているならば、自然は復元してしまうのだ。アサリが海の水を浄化する実験を以前の番組で見たがとてつもない数が生息しているのだろう。東京湾の干潟で二万人もの人が潮干狩りを楽しんでもまだ大丈夫なのだ。
人の力など自然にとっては小さな行為だが、ちょっと間違うと悪連鎖が始まり取り返しのつかない自然破壊になってしまう。ちょっと自然を大切に思えばすぐに復元を始めるのだ。自然を蘇す努力に公共事業費をもっと使ったらどうだろうか。と私は思った。具体的には三重県の公共事業は伊勢湾の砂を採取した穴を埋める事業に回してほしいと思った。
そんな話は漁業者の間で話しにならないのだろうか。漁業者は砂の採取で補償金をもらってしまっているので、口にだせないのかも知れないが、ここは話が違うと思う。間違いは間違いで認めて、子孫に自然の豊かさを残す運動を展開してほしいと思う。
もうすぐ夏、今年の夏は孫と前の海で泳ぐのを楽しみにしている。